イタリア文化会館 -大阪
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IIC OSAKA EVENTI ONLINE

IIC OSAKA EVENTI ONLINE

LINGUA
2021.11.11 UP

Hitoshi Hoshino Hideyuki Doi

星野 倫 土肥秀行

オンライン講演会
「ダンテ、イタリア語と大阪」

MESSAGGIO

メッセージ
700回忌を迎え、関西でも様々なダンテ関連企画が進行しているが、実はダンテへの関心は100年前の没600年記念の際に既に現在を凌ぐ盛り上がりが見られた。
こうしたダンテ熱の高まりはどこからきているのか、日本におけるダンテ受容の起点を見ていきたい。

第21回世界イタリア語週間
特別後援 イタリア共和国大統領

XXI Settimana della lingua italiana nel mondo
sotto l’Alto Patronato della Presidenza della Repubblica

Presentazione

企画紹介

700回忌をむかえ、ここ関西の地でも様々なダンテ関連企画が進行している。ダンテへの関心の高まりは、実は今回がはじめてではない。100年前の没600年記念の際に、すでに現在を凌ぐ盛り上がりが大阪でみられていたのである。1921年9月14日、大阪朝日新聞社内の大広間にて開催のダンテ講演会に、1500をこえる参加希望が寄せられ、入場を600で打ち切ったという。こうしたダンテ熱の高まりはどこからきているのか。日本におけるダンテ受容の起点を、明治半ばの文人や知識人を取り巻く精神的・政治的状況にみつつ、その流れに沿って解き明かしてみたい。

お話:星野 倫(立命館大学)
聞き手:土肥秀行(立命館大学)

星野 倫(ほしの・ひとし)
1955年京都市生まれ。1978年、京都大学文学部哲学科卒業後、33年間大阪府立高校教員として勤務。病気をきっかけに、2011年に早期退職し、以後、京都大学にて天野惠先生のご指導のもとダンテを勉強した。2018年、「天国と政治──ダンテ『帝政論』と『神曲』〈天国篇〉」で京都大学博士(文学)。以後『帝政論』から『饗宴』に対象を広げ、ダンテのキケロー受容、アリストテレスの俗語化などについて調査を続けている。現在、立命館大学授業担当講師(非常勤)。

土肥秀行(どい・ひでゆき)
1973年東京生まれ。ボローニャ大学イタリア文学科で博士号取得。20世紀初頭のイタリアと日本の前衛研究に従事。イタリアと日本の収容所文学にも関心がある。単著にInterlinee: studi comparati e oltre (Cesati, 2021)(『インターライン―比較文化その他』)L’esperienza friulana di Pasolini. Cinque studi (Cesati, 2011)(『パゾリーニのフリウリ体験』)、共編著に『教養のイタリア近現代史』(ミネルヴァ書房、2017 年)がある。現在、立命館大学文学部教授。

L’Istituto Italiano di Cultura Osaka presenta una conversazione su “Dante e la lingua italiana a Osaka” tra Hideyuki DOI e Hitoshi HOSHINO (entrambi docenti presso la Ritsumeikan University di Kyoto).

Per il settecentesimo anniversario dalla morte del sommo poeta anche qui nel Kansai sono in corso varie iniziative commemorative che ci coinvolgono su un piano tanto intellettuale quanto emotivo. È con rinnovata meraviglia che torniamo ai fatti di un secolo fa, nel 1921, quando per la giornata di studi in onore del nostro poeta – tenutasi nel Salone del giornale Asahi di Osaka in data 14 settembre, mese rigorosamente dantesco – furono raccolte oltre millecinquecento adesioni per soli seicento posti disponibili. Da dove veniva quel fervore? Indagheremo la storia della fortuna dantesca in Giappone a partire dai primi lettori, intellettuali del tardo Ottocento, che interpretarono Dante nei tre contesti di cristianesimo, filosofia e letteratura.

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